流線（stream line） ある瞬間の流れにおける速度ベクトルをたどった線を流線といいます。 ２次元で定義される流れ関数（stream function）一定のもと描かれる線は流線と一致します。 流脈線（streak line） 流れの１点を通過した流体粒子をつなげた線を流脈線といいます。 流れの可視化のために注入する煙や染料などを瞬間的に捉えた場合、流脈線が得られます。 流跡線（path line） １点から出た一つの流体粒子の動いた軌跡を流跡線といいます。 現実にはある瞬間において一つの粒子しか観測できず、流体粒子の動いた軌跡をつないでいく事により流跡線が得られます。 上記３つは、非定常流において違いが出るが定常流においては完全に一致します。 FLUENTで出力可能なdisplay->pathlinesは定常解析用の評価方法であるため、上記３つを区別しておりません。