ANSYS製品

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EOS「Ortho」における材料状態について

    • Kai Ito
      Subscriber

      お世話になっております.

      Material Data Input において,EOS に「Ortho」を適用すると Material Status に画像のような Failed 11 ~ 31 が新たに追加されるのですが,これらは通常の Bulk Fail 状態と比べてどのような違いがあるのでしょうか.

      また,Lagrange 法で数値的エロージョンを設定すると計算セルが取り除かれる関係で時刻歴 (History) でその影響が見受けられますが(特に内部エネルギー),一方で解析画面上の表示において,Bulk Fail 状態として表示されているが計算セル自体はまだ取り除かれていない(画面表示としてはセルが残っている)部分は,破壊されていて本来は無いもの(非表示にしても問題ない(手動で消去するわけではない))として扱っても問題ないのでしょうか.初歩的な質問となってしまい申し訳ございません.お手数ですが,Bulk Fail 状態 の具体的な定義の記載がある資料等も併せてご教示いただけますと幸いです.

      以上,よろしくお願いいたします.

    • Kazuhiro Matsuda
      Ansys Employee

      回答が遅くなり申し訳ありません。

      EOS「Ortho」を使っている材料「KFRP」にて確認したところ、該当画面にて"Bulk Fail","FAILED 11"…が確認できませんでした。
      また、OnlineHelpにEOS-Orthoについては記載がなかったため、まずは一般論として回答いたします。
      22.6. Autodyn 材料モデル

      異方性材料の場合、破壊は各方向で判定します。なお、11~31は各方向(垂直、せん断)を表します。
      要素エロージョンに関してはご理解の通りで、要素が完全になくなるのではなく破壊フラグを立てて応力をゼロにしたあと、後で非表示化するなどに処理しています。
      よって、破壊したものは「無いもの」として問題ありません。
       
      具体的な(言葉の)定義の記載については、以下のOnlineHelpが参考になるかもしれません。
      22.6.3. 破壊モデル
      22.6. Autodyn Material Models

      以上

       



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