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November 15, 2024 at 5:05 amKai ItoSubscriber
お世話になっております.
Material Data Input において,EOS に「Ortho」を適用すると Material Status に画像のような Failed 11 ~ 31 が新たに追加されるのですが,これらは通常の Bulk Fail 状態と比べてどのような違いがあるのでしょうか.
また,Lagrange 法で数値的エロージョンを設定すると計算セルが取り除かれる関係で時刻歴 (History) でその影響が見受けられますが(特に内部エネルギー),一方で解析画面上の表示において,Bulk Fail 状態として表示されているが計算セル自体はまだ取り除かれていない(画面表示としてはセルが残っている)部分は,破壊されていて本来は無いもの(非表示にしても問題ない(手動で消去するわけではない))として扱っても問題ないのでしょうか.初歩的な質問となってしまい申し訳ございません.お手数ですが,Bulk Fail 状態 の具体的な定義の記載がある資料等も併せてご教示いただけますと幸いです.
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November 27, 2024 at 7:25 amKazuhiro MatsudaAnsys Employee
回答が遅くなり申し訳ありません。
EOS「Ortho」を使っている材料「KFRP」にて確認したところ、該当画面にて"Bulk Fail","FAILED 11"…が確認できませんでした。
また、OnlineHelpにEOS-Orthoについては記載がなかったため、まずは一般論として回答いたします。
22.6. Autodyn 材料モデル異方性材料の場合、破壊は各方向で判定します。なお、11~31は各方向(垂直、せん断)を表します。要素エロージョンに関してはご理解の通りで、要素が完全になくなるのではなく破壊フラグを立てて応力をゼロにしたあと、後で非表示化するなどに処理しています。よって、破壊したものは「無いもの」として問題ありません。 -
December 11, 2024 at 6:39 amKai ItoSubscriber
お世話になっております.返信が遅くなり申し訳ございません.ご回答いただきありがとうございます.
"Bulk Fail","FAILED 11"…に関しましては,こちらでも改めて検討したいと思います.
また,EOS「Ortho」に関しまして,追加でご質問したいことがございます.
CFRPなどの材料を再現する場合,Orthoには積層構成(積層数や積層方向)を考慮するような入力項目はありますでしょうか.
また,無い場合,他のEOSでの再現や積層モデル等はございますでしょうか.
以上,よろしくお願いいたします.
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December 16, 2024 at 3:12 amKazuhiro MatsudaAnsys Employee
>CFRPなどの材料を再現する場合,Orthoには積層構成(積層数や積層方向)を考慮するような入力項目はありますでしょうか.
複合材のモデル化は、材料だけで定義するのではなく、各レイヤーをOrthoで定義してレイアップはParts > Fill のCompositeで積層構成を定義します。
Shellの場合は下図のように材料(Ortho)と主軸角度、厚みをShellのボトムからトップに層数分を定義します。(Layer1がボトム側です。)
補足
Ansysには複合材専用のプリツールACP(Ansys Composite Preppost)があり、Workbench環境にて比較的容易に複合材の設定をすることが可能です。
また、複雑な形状やレイアップに関してはこのACPとWorkbench環境がないと設定が困難です。
ただし、ACPはAutodynライセンスでは使うことができず、Mechanical Prepostライセンス(もしくはMechanical Enterpriseライセンス)が必要になります。 -
December 16, 2024 at 6:43 amKai ItoSubscriber
お世話になっております.ご回答いただきありがとうございます.
確認なのですが,複合材のモデル化において積層構成の定義は可能であるが,これには複合材専用のプリツールACPの導入が必要であるという認識で問題ございませんでしょうか.
また,ACP導入のためのMechanical Prepostライセンス(もしくはMechanical Enterpriseライセンス)の具体的な取得手順につきまして,可能な範囲でご教示いただけますと幸いです.
以上,よろしくお願いいたします.
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December 16, 2024 at 9:30 amKazuhiro MatsudaAnsys Employee
返信いただきありがとうございます。
>確認なのですが,複合材のモデル化において積層構成の定義は可能であるが,これには複合材専用のプリツールACPの導入が必要であるという認識で問題ございませんでしょうか.
文書での説明が分かりづらくなっていました。
Shellの場合はAutodyn GUIで積層構成の定義は可能です。
参照Help
10.10.5. [Parts] - [Fill] - [Composite]
また、遅れての情報提供になりますが、
定義した複合材の表示はSetting > Displayの[Composite shell layer to plot]で設定します。
4.1. [Settings] - [Display]
破壊定義に関してはこちらのHelpが参考になると思います。
22.6.3. 破壊モデル
Autodynでの設定が困難な積層構造や形状の場合、ACPを導入することでモデル化が可能になりますが、
ACPに関連するライセンスについてはAutodynライセンスの購入元に問い合わせしていただけますと幸いです。
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