流体全般

流体全般

FL02004_プロファイルによる移動メッシュ設定の注意点

    • FAQFAQ
      Participant

      プロファイルを使用して移動メッシュの設定を行う際の注意点について、説明します。 例えば、下記のような時間と座標の実測値を元に、 プロファイルを作成して解析モデルを移動することを想定します。 時間 座標 0 0 1 1 2 1 3 0 4 0 5 1 この場合、座標の差分から速度を計算して、 時間 速度 0 1 1 0 2 -1 3 0 4 1 5 0 というように速度の時間変動を求めてプロファイルを作成すると、意図通りに動きません。 このような場合、正しくは、 時間 速度 0 0 1 1 2 0 3 -1 4 0 5 1 というように時間と速度を設定する必要があります。 検証のため、下記のようなプロファイルを作成して、 X方向・Y方向の移動を確認します。 ※1行目の3はデータの数、6は時間ステップ数、0は時間周期性がないことを表します。 test 3 6 0 time v_x v_y 0 1 0 1 0 1 2 -1 0 3 0 -1 4 1 0 5 0 1 上記の例では、v_xはTime=0で1となっています。 しかし、実際に計算すると、Time=1でのX座標は0になります。 一方、v_yはTime=0で0、Time=1で1となっています。 実際に計算すると、Time=1でのY座標は1になります。 以上から、Time=0での速度は計算に反映されないことが分かります。 注1)時間と座標の単位は省略しました。 注2)使用したプロファイルの例はテーブル形式なので、 TUIコマンド(file/read-transient-table)を使用して読み込みます。