ワークフロー

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Fault-Tolerant Meshingで回転領域と静止領域の境目に境界層メッシュが作られてしまう原因とその回避策

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      Fluent MeshingのFault-Tolerant Meshingワークフロー(FTM)で、複数の流体ゾーンが含まれるケースで境界層メッシュを作ると、流体ゾーンと流体ゾーンの接触面(静止領域と回転領域の境目など )にプリズムが生成される場合があります。 ※Watertight Geometryワークフローの場合は、#2057240をご参照ください。 これは、境界タイプがwallのままボリュームメッシュを作ってしまったことが原因です。 ※ワークフローのデフォルト設定では境界タイプがwallになっている面に対して自動的にプリズムを生成します。 2020R1以降のバージョンでは、以下の方法で対処可能です。 Update Boundaries で、Boundary Name を適宜選択しながらハイライトされる境界面を確認し、Boundary Type を wall から interface に変更します。 ※境界層の設定でGrow Onはデフォルトのonly-wallsのままで結構です。 なお、タイプがinterfaceの境界はFluentソルバーでMesh Interfaceの設定が必要になります。 Generate the Volume Meshでボリュームメッシュ生成後、Generate the Volume Mesh を右クリック → Insert Next Task → Separate Contacts を選択して接触面を分離します。 この時、out_solver_f2f_set_nci.scm というスキームファイルが作業フォルダに作成されますので、Fluentソルバーで File > Read > Scheme からこのスキームファイルを読み込むと自動的にMesh Interfaceの設定が行われます。 【参考】 #2064772 Fault-Tolerant Meshingで複数の領域がある場合、それらは連続メッシュで作られますか?