流体全般

流体全般

多孔質領域の見かけの物性

    • FAQFAQ
      Participant

      多孔質領域を均一な物体として考慮する場合の見かけの密度、見かけの比熱の考え方をご紹介します。 密度は単位体積あたりの重さなので、体積の割合を表す空隙率でそのまま重み付けします。 見かけの密度 = 流体密度*空隙率 + 固体密度*(1 – 空隙率) 比熱[J/kg/K]は単位質量あたりの物性なので、これに密度をかけて単位体積あたりの比熱に直します。これに対して空隙率で重み付けをします。最後に見かけの密度で割って、単位質量あたりの比熱に戻します。 見かけの比熱 = ( 流体比熱*流体密度*空隙率 + 固体比熱*固体密度*(1 – 空隙率) ) / 見かけの密度 <参考> 多孔質領域に平衡モデルを使用した場合に、エネルギー方程式で使われる熱伝導率は空隙率で重み付けした値が使われています。下記式(7–13)をご参照ください。 7.2.3.4.1. Equilibrium Thermal Model Equations https://ansyshelp.ansys.com/account/secured?returnurl=/Views/Secured/corp/v211/en/flu_ug/flu_ug_sec_bc_porous_media.html?q=non%20equilibrium