流体全般

流体全般

圧損と流速の実験値から多孔質体の抵抗を設定する方法

    • FAQFAQ
      Participant

      多孔質体の実験値がある場合,どのように設定するかを下記のようにまとめました.マニュアルにも設定例がありますが,分かりにくいのでこちらの情報をご活用ください. 1.流速と圧力損失の関係を示したグラフから近似式を求めます. 例えば,流速と圧損が下記のような場合,Excelにて,Y切片=Zero,2次の多項式近似を行うと y = 0.0229x^2 + 2.5923x が得られます. 速度(m/s)  圧損(Pa) 20        65 50       187 80       351 110       564 その他の物性値など 流体の密度:1.225 kg/m^3(空気) 流体の粘度:1.7894E-5 kg/m-s(空気) 2.上記の実験値を求めた多孔質の厚みが1meterだとすると, inertial resistance factor, C2は0.037となり(0.0229 x 2 / 1.225), viscous resistance factor, 1/alphaは144870(2.5923 / 1.7894E-5)となります. 実験を求めた厚みが1meter以外の場合は,上記の値をその厚みで割り算してください. 3.多孔質がスポンジのようなものであれば,方向に関係なく,2番で求めた値を,それぞれ,Direction-1, 2, 3に入れます. <<fluid/Porous Zone/Viscous Resistance, Inertial Resistance欄 4.もし熱交換器のFinのように特定の方向へは流れない場合,その方向には約1000倍の値を入力してください.