流体全般

流体全般

乱流シュミット数のカスタマイズ

    • FAQFAQ
      Participant

      FLUENTで化学種の輸送式を解く際、物質拡散の流束は以下にのように記述されています. J=-(ρD + μt / Sct)∇Y ・・・・・(式1) (FLUENT6.3ユーザーズガイドの式(14.1-3)) Sctは乱流シュミット数で、これはDefine / Models / ViscousのGUIパネルより定数値(デフォルトは0.7)を指定できますが、乱流シュミット数を規定するUDFのマクロが無いため、セルごとに異なった値をUDFで指定することができません。 但し以下の方法で実質的に乱流シュミット数を各セルごとに指定することができます。 まずGUIパネルの乱流シュミット数(デフォルト0.7)の箇所に大きな値を入力することで、(式1)の右辺第2項を実質的に0とします. 物質拡散係数 D はMaterialのパネルのMass diffusivityで設定しますが、これはDEFINE_DIFFUSIVITYを用いて各セル毎にカスタマイズできます。このためここで、 D + μt / Sct / ρ ・・・・・(式2) をDEFINE_DIFFUSIVITY内で計算してDとして返せば、意図した乱流シュミット数を規定できたことになります。 ((式2)の乱流シュミット数の箇所に経験、理論などより決定された数値を入れる)