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January 31, 2023 at 9:59 amFAQParticipant
数値減衰は、物理的な値ではなく数値であるため、相関試験とは関連していません。 詳細については、以下のリンク先のセクション5.6.3「アプリケーションに応じた時刻歴応答解析設定」を参照してください。 https://ansyshelp.ansys.com/account/secured?returnurl=/Views/Secured/corp/v192/ans_str/Hlp_G_STR5_12.html この参照先で、異なるデフォルト値を確認できます。 MAPDLでのデフォルトはgamma = 0.005であるのに対して、Mechanicalでのデフォルトはgamma = 0.1です。 Mechanicalでの設定は、「中速シミュレーション」ケースと同じです。 背景として、時刻歴構造応答解析では余分なノイズが生じることが多々あります。たとえば、疑似の高周波数成分が励起されることがあります。 モデルが、ユーザーによって完璧にセットアップされているとは限りません(ユーザーの落ち度という意味ではなく、粗いメッシュを使用するなど、解析を効率的にセットアップするためにモデル化の手順が短縮されることがあるという意味)。 数値減衰を使用することで、こうしたノイズを減らすことができます。また、収束が速くなるという効果もあります。 ただし、こうしたメリットはある程度の数値的散逸という代償を伴います(数値減衰が大きい場合、数値的散逸も大きくなる)。 gamma = 0.1というMechanicalでのデフォルト値は、こうした構造シミュレーションの効果(メリットとデメリット)でのトレードオフの結果です。 ただし、純粋な音響シミュレーションでは若干状況が異なります。純粋な音響シミュレーションでは接触/衝撃がないため、あらゆるものが線形です。 したがって、振幅が想定より低い状況では、数値減衰を使用しないこと(数値的散逸がないこと)が望まれるかと思います。 数値減衰は、主に構造解析で使用されるため、そのデフォルト値も構造解析を前提として設定されています。 純粋な音響シミュレーションで数値減衰を使用すると、望まれない数値的散逸が生じる可能性があるため、ゼロに設定することが推奨されます。
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