構造全般

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Workbench Mechanicalで材料をコマンド定義するには、どのようにすればよいのでしょうか?

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      材料を定義するには、ふつうはエンジニアリングデータを用いた方法を推奨します。 ファイルまたはモデル内にすでに材料コマンドがある場合は、Mechanical APDLでcdwrite,matコマンドを実行して、材料データを書き出すことができます。その後で、Ansysヘルプのリンク先(help/wb2_help/wb2h_ModelLoadapp.html#wb2h_ModelLoadapp_eda)にある「Transferring Data to Engineering Data」セクションを参照してください。さらに、他のモデルで利用するためにxmlライブラリファイルにエクスポートする方法については、Ansysヘルプのリンク先(help/wb_eda/eda_data_sources.html)を参照してください。Ansys Mechanicalでは、デフォルトで各パーツに一意の材料ID番号(MAT属性)が自動的に割り当てられます。また、接触/ターゲット、バネ、ビーム接続、面要素、およびその他のエンティティに対しても、一意の番号が用いられます。Mechanicalで割り当てられた番号をユーザーが変更/調整することはできません。ジオメトリブランチのパーツの下に、コマンドオブジェクトを挿入できます。このブランチでは、matidという名前のAnsysパラメータとしてプログラムで提供する材料ID番号を利用できるため、コマンドオブジェクトでもそのパラメータを使用できます。コマンドオブジェクトを持たないパーツは、Mechanicalで設定された材料を使用します。したがって、それぞれが異なる材料を使用するパーツが複数存在する場合は、次のように各パーツの下にコマンドオブジェクトを挿入できます。 mpdel,all,matid ! これにより、matidの材料IDに対するすべてのMechanical材料データが削除されます。 mp,ex,matid,3e7 mp,dens,matid,0.283 さらに、別のパーツに対して次のように指定します。 mpdel,all,matid ! Mechanicalでは、パーツごとにmatidが異なることを認識しています。 mp,ex,matid,2e7 mp,dens,matid,0.25 材料が非線形である場合は、各パーツに必要なTBコマンドを追加します。 同じ種類の材料を使用するパーツが多数存在する場合は、次のようなコマンドオブジェクトを使用できます。 mpdel,all,matid mp,ex,matid,3e7 mp,dens,matid,0.283 part1_matid=matid ! これは後で使用する必要があります。 part1_matを、別の材料に対する別の名前に変更します。変更後、これと同じ材料を使用する他のパーツでは、下記のコマンドで定義済みの材料を参照します。 esel,s,mat,,matid emod,all,mat,part1_matid esel,all コマンドを使用して材料を変更する方法は他にもありますが、ここでは最も代表的なものを記述しました。Mechanicalでは、多数の操作を内部的に実行するため、すべてのコマンドオブジェクトを慎重に試すことを推奨します。材料データを確認するために、次のようなコマンドオブジェクトを環境(Static Structuralなど)の下に追加します。 MPLIST,ALL ! すべての材料IDに対するすべての線形材料データをリスト表示します。