流体全般

流体全般

無反射境界条件

    • FAQFAQ
      Participant

      無反射境界条件(NRBC: Non-Reflecting Bondary Condition)は、 圧力出口境界での出射波の反射を抑制する境界条件です。 この条件は、 圧力出口(Pressure-Outlet)条件等で Non-Reflecting Boundaryのオプションをオンにするとこの条件が適用されます。 特に音響計算をする場合には、圧力変動を正確に求める必要があります。 そのため無反射境界条件を活用して出口での波の反射を抑えることが重要です。 無反射境界条件には、以下の2種類があります。 ・ターボ固有の無反射境界条件(Turbo-specific NRBC) ・一般の無反射境界条件(general NRBC) このうち使用頻度が高いのは一般の無反射境界条件ですが、 一般の無反射境界条件には以下の使用制限があります。 出口圧力境界で目標質量流量が有効な場合使用できない。 ・出口圧力境界でTarget Mass Flow Rateオプション使用時には使用できない。 ・密度ベースソルバーでは、圧縮性理想気体使用時のみ使用可能で、 湿り蒸気モデル、実在気体モデル、化学種輸送モデル、混合分率輸送モデルとは併用できない。 ・圧力ベースソルバーでは、定常状態のケースまたはオイラー混相流モデルとは併用できない。 圧縮性気体・液体を伴いVOFまたはMixture混相流のケースの場合、 入口圧力境界・出口圧力境界のみで使用可能。 第2相の体積分率が境界でゼロ以外の場合、わずかな反射が境界から生じる可能性がある。