流体全般

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Polyflowをスタンドアローンで使用する方法

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      Polyflowは通常Workbenchでの使用を推奨致しますが、Workbenchを使わずにPolyflowを単独(スタンドアローン)起動することも可能です。 ここではWindows10環境でPolyflowをスタンドアローン起動する方法についてご紹介します。 ■Polyflow実行ファイルの場所を確認する(以下は 2020R2の場合) —— C:Program FilesANSYS Incv202polyflowntbinwin64 —— # このパスは下記の事前準備の入力で使用します。 ■事前準備 PATH環境変数にPolyflow実行ファイルの場所を登録しておきます。 —— 1. Windowsスタートボタン横の検索窓で”環境変数”と入力して [Enter] 2. “システムのプロパティ”パネルが開くので[環境変数(N)]ボタンをクリック 3. ユーザー環境変数(上側のリスト)からPATH(大文字小文字は区別しない)を選択後、[編集]ボタンをクリック 4. [新規]ボタンをクリックして”Polyflow実行ファイルの場所”を入力後、[OK]ボタンをクリック —— # 上記(3)でPATH(大文字小文字は区別しない)が無い場合には[新規]ボタンをクリックして下記入力後、[OK]をクリック # 変数名:PATH # 変数値:(Polyflow実行ファイルの場所) ■コマンドプロンプトの起動 Windowsスタートボタン横の検索窓で”cmd”と入力して [Enter] ■Polydataの起動確認 コマンドプロンプトに下記コマンドを入力して [Enter] —— polydata —— # Polydataのウィンドウが正常に表示されればスタンドアローンで利用可能な状態が整いました。 ■具体的な使い方 例えばメッシュファイルが下記のフォルダにある場合 —— C:UsersnameDATA —— コマンドプロンプトで”cd”コマンドを使用して上記フォルダに移動します —— cd C:UsersnameDATA [Enter] —— 以降は下記の手順で問題設定から計算実行まで可能です。 —— 5. polydataコマンドでPolydataを起動する 6. “Read a mesh file”からメッシュファイルを読み込む 7. 既存の datファイルを使用する場合は”Read an old data file”から読み込む  (新規作成の場合は”Create a new task”から) 8. Polydataで一通り入力が済んだら”Save and exit”の後に”任意のファイル名.dat”を指定して終了の手続きをする 9. コマンドプロンプトに下記のコマンドを入力して計算実行 —— polyflow < test.dat > test.lst —— # “test”部分は任意のファイル名です。 ■その他、注意点 ・メッシュファイル(.mshまたは.poly)はあらかじめ用意しておく必要があります。 ・ポスト処理はWindowsスタートメニューからCFD-Postをスタンドアローン起動してcfx.resファイルを読み込みます。 ・Windowsスタートメニューから選択可能なPolyflowアイコンからはPolymanというソフトが起動します。  (Polymanは現在は使用推奨していない(過去の)操作環境ですので利用しないでください)