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Optic Studioの物理光学伝搬解析におけるビーム定義について

    • takahiro.ishii.ke
      Subscriber

      お世話になります。

      Optic Studioの解析アプリである物理光学伝搬にてビーム解析を行う際のビーム定義項目について質問がございます。

      ①ビームタイプ項目で「ガウスウェスト」を選択した場合、任意のウェスト径を持つコヒーレントな平行光が入射すると考えてよろしいのでしょうか。

      ②光源が広がりを持つような光学系を想定する場合、「ガウス角度」や「ガウシアンサイズ+角度」を選択するべきなのでしょうか。

      宜しくお願い致します。

    • Takashi Matsumoto
      Ansys Employee

      ご質問いただきまして、ありがとうございます。

      回答させていただきます。

      物理光学伝搬は、コヒーレントなビームの解析に用いられる機能で、そのようなビームは理想的にはガウスビームとしてして伝搬することが知られています。

       

      物理光学伝搬はこのようなビームの状態を解析するための機能です。

      そのため、厳密な意味でのコヒーレントな平行光は扱えません。

      ①のガウスウェスト、②のガウス角度は、上の図のガウスビームの大きさと発散角を表しており、

      以下の式を通じて、波長を定数と考えれば同じことを表します。

      例えば、以下の様に、角度とウェストを調整すれば同じ値が得られます。

      ガウシアンサイズ+角度は、以下のヘルプファイルの記載内容の様に、
      ビームウェスト位置を設定した面からずらします。

       

      ですので、基本的に発散角度から求まるビームウェストよりも、設定するビームウェストの値は小さくする必要があります。

      そうではない場合は、ここに書いてある通り、ガウス角度と同じ分布となります。

       

      以上となります。

       

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