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May 14, 2025 at 1:27 am
Kai Ito
Subscriberいつもお世話になっております。お伺いしたいことが2点ございます。
・Autodynを用いて、衝突後のターゲット材料の熱特性の変化を見ることができるような解析をすることはできますでしょうか。
・フィルム材のような µm オーダーの厚さのものをモデル作成する場合、Lagrangeソルバーによる作成は適しているとは言えるでしょうか。(LagrangeよりもShellソルバーの方が適していますでしょうか)
以上、お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
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May 14, 2025 at 9:06 am
Kazuhiro Matsuda
Ansys Employeeお問い合わせ、ありがとうございます。
Autodynは伝熱解析ができませんので熱特性の変化を見ることができません。
ただし、Eulerで爆轟材料を扱う際はエネルギーから算出した温度を結果として見ることは可能です。(伝熱計算ではありません)
フィルム材のような µm オーダーの厚さのものをモデル化する場合はShellが適しています。
Solidだとタイムステップ(=dt)が小さくなり、また、曲げ剛性の精度を上げるために厚み方向に何層がメッシュ分割をすることでさらにdtが小さくなります。 -
May 14, 2025 at 10:48 am
Kai Ito
Subscriberご回答いただきありがとうございます.加えてご質問したいのですが,
・Autodyn 以外の ANSYS 製品(できればStudent版のあるもの)で、Autodyn での衝突解析ファイルを用いて熱解析ができるものがあれば教えていただきたいです。
・Shell ソルバーを用いて厚さ µm オーダーのモデルを作成しようとすると、「LINEAR EOS must be assigned to shells」とエラー表示されてしまったのですが、Shell ソルバーでは LINEAR 以外の EOS(Shock等)は適用できないということでしょうか。薄膜構造への衝突を検討しています。
以上、お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
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May 20, 2025 at 6:43 am
Kazuhiro Matsuda
Ansys Employee追加の質問に関して回答いたします。
1.
Autodynの解析ファイル(*.ad)はAutodynのみ利用可能です。
衝突解析と熱解析ができるものとしましては、Ansys Student製品としてはAnsys LS-DYNA Studentがあります。(通常のAnsys Studentとは別のパッケージになります。)
Ansys Studentバージョン | 学生向け無料ソフトウェアのダウンロード
2.
ShellにはShock EOSは設定できません。LinearかRigidのみになります。
Shellに対しては、例えば弾塑性破壊材料を定義する場合、EOSでLinear(弾性特性)を設定し、Strengthで塑性特性、Failureで破壊特性 を定義するのが一般的です。
ひずみ速度依存性を考慮する場合は、StrengthでJohnson Cookモデル等を設定します。 -
May 20, 2025 at 8:41 am
Kai Ito
Subscriberご回答いただきありがとうございます.
Ansys Student の中に,Ansys Mechanical というアプリケーションがあるのを思い出したのですが,こちらのソフトウェアで熱解析を行うことは可能でしょうか.
また,可能である場合,Autodyn の解析ファイルを別の拡張に変換する等して,Ansys Mechanical に落とし込むことは可能でしょうか.
加えて,Ansys Mechanical のチュートリアルが書かれたPDFファイルまたはリンクがあれば教えていただきたいです.
以上,よろしくお願いいたします.
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