Ansys の新技術 HFSS Mesh Fusion
Ansys HFSSにおける有限要素法解析では四面体要素を採用しています。四面体要素はどんな形状であっても忠実に形状を表現することが出来ます。しかし、その忠実さゆえにCADデータにわずかな欠陥が存在しただけで、メッシュが切れないこともあり得ます。CADに対して欠陥の許容範囲を指定することで上記トラブルを避ける方法もございますが、スケールの異なる形状が混在するシステムの解析では、許容値の設定が難しくなります。
弊社では新しいメッシュアルゴリズムと最新ソルバーを融合することで、安定したメッシュ生成を実現することに成功いたしました(HFSS Mesh Fusion)。本発表では、その概要を説明しその可能性についてご紹介いたします。
レベル:
初級
こんな人に受講をおすすめ:
- メッシュが上手く切れなくてお困りの方(そのような経験のある方)
- スケールの異なる形状が混在するシステム(例:電子部品を搭載した自動車)の解析を予定されている方