構造

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接続をしても、依然未接続の位置を検出とのエラー

    • manato.m0501
      Subscriber

      現在、Discoveryを用いてトポロジー最適化を行っています。

      シミュレーション対象は2つあり、一つは自由局面を持つ目標形状、もう一つはそれを包含する直方体です。
      直方体の底面を固定し、目標形状の表面に力を加えた際に、その目標形状を支えるのに必要なサポート部をトポロジー最適化により直方体より導けないか模索しています。

      現在、2つの形状をデフォルトのボンド接着で接続していますが、未接続の位置を検出しましたとエラーが出ます。

      これを解決するために、組合せのカッターを使用し直方体から目標形状を切り抜いたものを作成し、これを直方体の代理として使用するとエラーは出ずシミュレーションを実行まで進めます。しかし、以下のエラーと警告が表示されます。
      これの解決方法を教えていただきたいです。

      ・(警告)接触は定義されていますが、一部のサーフェスが離れすぎており接続できません。サーフェスより近くに移動するなどの調整が必要です。
      ・(警告)分散力とボンド接着(デフォルト)は同じ表面に接続されます。意図しない場合は、接触を防ぐか分散力を削除するか、院プリントツールを使用してサーフェスを分割することができます。(707面)

      ・(エラー)トポロジー最適化のために送信されたボディの少なくとも一つは、最適化に利用可能な自由度を持ちません。

    • Naritoyo Shibata
      Ansys Employee

      弊社製品をご利用いただきありがとうございます。

      >・(警告)接触は定義されていますが、一部のサーフェスが離れすぎており接続できません。サーフェスより近くに移動するなどの調整が必要です。
      については、当方の手元で再現できておりませんが、形状の細かい凹凸が原因である可能性が考えられます。
      (エラーではなく警告のため、無視できる可能性も考えられます。)

      また、直方体を作成して組み合わせのカッタ―機能でくりぬくのと同等ではありますが、「プリペア」タブの「エンクロージャ」機能をお使いいただく方が手間が減る可能性があり、また、より良い結果につながる可能性もありますので、お試しいただければ幸いです。

      それでも解消しない場合は、「修復」タブの諸ツールで微小な面を減らすなど、クリーンアップをお試しの上、くりぬきを行なってみてください。

      >・(警告)分散力とボンド接着(デフォルト)は同じ表面に接続されます。意図しない場合は、接触を防ぐか分散力を削除するか、院プリントツールを使用してサーフェスを分割することができます。(707面)
      については、あくまで警告であり、ご目的上、特に問題ないかと存じます。

      >・(エラー)トポロジー最適化のために送信されたボディの少なくとも一つは、最適化に利用可能な自由度を持ちません。
      こちらのエラーメッセージが直接の原因と考えられます。
      下図のように、左側ツリーの「最適化」でダブルクリックし、中央付近の赤枠部の矢印ボタンにて、最適化するボディを直方体のみと指定してください。(内部の目標形状は保たれます)

      実施後形状の例

      以上、ご参考になれば幸いです。うまく解消しない場合やさらなるご不明点がある場合はまたお知らせください。
      よろしくお願い申し上げます。

    • manato.m0501
      Subscriber

      ご返答ありがとうございます。

      無事シミュレーションを動作させることができました。

      その動作結果よりいくつか疑問がありましたので、可能であればご回答いただければ幸いです。

      ・以下が実行結果の一画面ですが、画像のように目標形状に対してかなりの肉付きが確認できます。
      これは形状のmeshの粗さによるものに加え、先の警告(離れすぎていて接続できません)の影響と考えてよいものでしょうか。

      ・最適化が終了(メモリやGPUのタスクマネージャーより判断)しても依然として、右下の解析ボタンは一時停止のボタンとなっています。

      これはデフォルトでこの仕様なのでしょうか。

       

      ・本ソフトのトポロジー最適化の最適化手法と最適化問題の解法が分かれば教えていただきたいです。

       

      よろしくお願いいたします。

    • Naritoyo Shibata
      Ansys Employee

      ご返信ありがとうございます。

      >・(警告)接触は定義されていますが、一部のサーフェスが離れすぎており接続できません。サーフェスより近くに移動するなどの調整が必要です。

      につきましては、なかなか当方で再現ができません。恐れ入りますが、念のためお使いのDiscoveryのバージョンをお知らせいただけますでしょうか?

      >・以下が実行結果の一画面ですが、画像のように目標形状に対してかなりの肉付きが確認できます。これは形状のmeshの粗さによるものに加え、先の警告(離れすぎていて接続できません)の影響と考えてよいものでしょうか。

      こちらは下図「保護深さ」を小さくすることである程度薄くできるかと存じます。おそらくですが、その警告メッセージとはあまり関係ないと考えられます。

      メッシュ(Exploreの場合はボクセルメッシュ)の大きさは、下図の「サイズプレビュー」ツールでおおよそ確認できます。

      この大きさは下図の忠実度に、また、GPUの性能にもよってきます。


      >・最適化が終了(メモリやGPUのタスクマネージャーより判断)しても依然として、右下の解析ボタンは一時停止のボタンとなっています。これはデフォルトでこの仕様なのでしょうか。

      おっしゃる通り、仕様となります。

      Discoveryマニュアル:SID 進捗ステータス (ansys.com)

      >・本ソフトのトポロジー最適化の最適化手法と最適化問題の解法が分かれば教えていただきたいです。

      マニュアルにも詳しいことは記載がございませんが、こちらのサイト:Ansys Topology Optimization | 軽量化および形状最適化
      に、以下のようにございます。

      抜粋:
      トポロジー最適化は、一般的な最適化手法とは異なり、レベルセット法をベースにした手法を活用しています。つまり、プロセスの各ステップで正確で滑らかな形状を定義しています。

      また、解法については下図にリストされるものがございます。

      詳しくは、マニュアル:トポロジー最適化 (ansys.com) もご参考下さい。

      以上、よろしくお願い申し上げます。

    • manato.m0501
      Subscriber

      ご回答いただきありがとうございます。
      無事、納得のいく解析を行うことができました。

      度重なる質問に対応いただきありがとうございました。

    • Naritoyo Shibata
      Ansys Employee

      ご返信いただきどうもありがとうございます。
      解析が無事に回ったとのことで何よりです。
      また何かございましたら、ご相談くださいませ。
      今後とも弊社製品をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

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