高速伝送解析の精度に大きな影響を与える因果律について考える

物理現象では、因果律(原因が先に生じて結果が後から起きる)が成り立つはずです。伝送路解析ではこれを遵守しないと、不合理な結果を導く可能性もあります。

しかし、誘電率の実部と虚部の間には一定の関係式(クラーマス・クローニッヒの関係式)が成り立たないと、因果律に反する結果が導かれる可能性があります。Ansys HFSSやAnsys Q3D Extractor ではそのような事態を避けるために、誘電率の設定値を微調整する機能を有しています。

本セミナーでは因果律の立場からクラーマス・クローニッヒの関係式を導き、微調整機能の使い方についてもご説明いたします。

レベル:
中級

こんな人に受講をおすすめ:

  • Ansys HFSSやAnsys Q3D Extractor の結果を回路シミュレータに読み込み、時間領域での解析を行っている方
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