Ansys Learning Forum Forums AIS Japan ANSYS製品 Optic Studioの物理光学伝搬解析におけるビーム定義について Reply To: Optic Studioの物理光学伝搬解析におけるビーム定義について

Takashi Matsumoto
Ansys Employee

ご質問いただきまして、ありがとうございます。

回答させていただきます。

物理光学伝搬は、コヒーレントなビームの解析に用いられる機能で、そのようなビームは理想的にはガウスビームとしてして伝搬することが知られています。

 

物理光学伝搬はこのようなビームの状態を解析するための機能です。

そのため、厳密な意味でのコヒーレントな平行光は扱えません。

①のガウスウェスト、②のガウス角度は、上の図のガウスビームの大きさと発散角を表しており、

以下の式を通じて、波長を定数と考えれば同じことを表します。

例えば、以下の様に、角度とウェストを調整すれば同じ値が得られます。

ガウシアンサイズ+角度は、以下のヘルプファイルの記載内容の様に、
ビームウェスト位置を設定した面からずらします。

 

ですので、基本的に発散角度から求まるビームウェストよりも、設定するビームウェストの値は小さくする必要があります。

そうではない場合は、ここに書いてある通り、ガウス角度と同じ分布となります。

 

以上となります。