いつもお世話になっております。
アンシスジャパン株式会社松元です。
>1. Optic studioのノンシーケンシャルモードについてご質問がございます。 このモードにおいて、シーケンシャルモードで利用可能な物理光学伝搬とおなじ検討を行うことは可能でしょうか。基本的には光の直線性を考慮した幾何学的な解析しか行えないのでしょうか。
残念ながら、ノンシーケンシャルモードでは物理光学伝搬は行うことは出来ません。
シーケンシャルモードの解析の一部として物理光学伝搬は設定されています。
>2.. また、シーケンシャルモードにおいて、点光源では無く、ある程度大きさを持った光源を設定することは可能でしょうか。
>(光ファイバーから出た光をレンズに入れるような検討を考えております。)
はい、可能です。
具体的には視野データエディタで視野タイプを「物体高」とすることで、
以下の様に物体面上での位置に視野点を置くことができます。
これにより、大きさを持った光源として光学系の設計を行うことができます。
実際に大きさを持った光源を設定っして像面でどのような分布になっているかを調べたいという場合は、以下の幾何光学的像解析を行うのがよいと存じます。
こちらの機能ではノンシーケンシャルモードと同様に設定された光線分布を物体面に設定して光線追跡を行い、像面上での光線の分布を確認することができます。
細かい設定方法については、ヘルプファイルや以下の記事の拡張光源解析の項目も参考にしてただければと存じます。
OpticStudio のシーケンシャル モードについて – 日本語ヘルプ
以上、よろしくお願いいたします。