流体全般

流体全般

非ニュートン粘度で計算するとすぐに発散する

    • FAQFAQ
      Participant

      非ニュートン粘度モデルを粘度一定に変更して計算が可能な場合、せん断速度による粘度変化が発散原因です。 Convergence strategiesのconvergence strategy for rheology/slipを設定すると収束する場合があります。 ・Convergence strategy for rheology/slipの設定方法  ->F.E.M. Task 1  ->Numerical parameter  ->Enable convergence strategy for rheology/slip  また、Save and exit後のconvergence strategyメニューからも設定可能です。 Convergence strategyを入れても収束しない場合、粘度の指数項にエボリューションを設定すれば計算が可能になる場合があります。 注意)指数項へのエボリューションを設定する場合、Convergence strategiesは解除してください。 ・指数項へのエボリューション設定方法  非ニュートン粘度の指数項は、せん断速度の指数値になっていますので、  その指数値が計算開始時に”0”になるようにエボリューションを設定すれば、  せん断速度の項は”1”になり、せん断速度の影響がない粘度一定の条件から計算開始できるようになります。 Power law の場合、 η(Γ)=K(λΓ)^(e-1) せん断速度の指数項は”(e-1)”で設定されます。 eの値が”1″から計算開始できるようにエボリューションを設定すれば、 指数項が”0″になり “η(Γ)=K” の状態から計算開始できることになります。 設定方法(Material dataのShear-rate dependence of viscosityから) ・Power lawのexpoが0.3の場合 (指数項が、expoと書かれているモデル)  0.Power lawをクリック  1.EVOLボタンをクリック  2. expoに”1″を設定しOKをクリック  3.f(s)=ramp functionを選択  4.Modify the value of a に “0”  5.Modify the value of b に “1”  6.Modify the value of c に “1”  7.Modify the value of d に “0.3”  8.Upper level menuをクリック  9.EVOLボタンをクリックして終了です。 ・Cross lawの場合expomが0.3の場合 (指数項が、expomと書かれているモデル)  0.Cross lawをクリック  1.EVOLボタンをクリック  2. expomに”0.3″を設定しOKをクリック  3.f(s)=sを選択  4.Upper level menuをクリック  5.EVOLボタンをクリックして終了です。 ※上記の設定は、エボリューション”s”がデフォルトの0→1に変わる設定です。 また、非ニュートン粘度の場合、InterpolationをPicard iterations on viscosity(g)に変更すると収束性が向上します。 ->F.E.M. Task 1 -> F.E.M. Task 1 ->Sub-task 1 -> Interpolation      Newton iterations on viscosity(g) → Picard iterations on viscosity(g)