Ansys Learning Forum Forums AIS Japan ANSYS製品 EOS「Ortho」における材料状態について Reply To: EOS「Ortho」における材料状態について

Kazuhiro Matsuda
Ansys Employee

>CFRPなどの材料を再現する場合,Orthoには積層構成(積層数や積層方向)を考慮するような入力項目はありますでしょうか.

複合材のモデル化は、材料だけで定義するのではなく、各レイヤーをOrthoで定義してレイアップはParts > Fill のCompositeで積層構成を定義します。
Shellの場合は下図のように材料(Ortho)と主軸角度、厚みをShellのボトムからトップに層数分を定義します。(Layer1がボトム側です。)


補足
Ansysには複合材専用のプリツールACP(Ansys Composite Preppost)があり、Workbench環境にて比較的容易に複合材の設定をすることが可能です。
また、複雑な形状やレイアップに関してはこのACPとWorkbench環境がないと設定が困難です。
ただし、ACPはAutodynライセンスでは使うことができず、Mechanical Prepostライセンス(もしくはMechanical Enterpriseライセンス)が必要になります。